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少し前になってしまったが、6月17日の日曜日に「子供相談室、リアル」という番組を聞いた。
専門家と称する原発推進派で53歳のS氏と、原発反対派で15歳の藤波心さん(女性)が意見を述べた。
結論を言ってしまうと、子供相談室に参加している、原発について殆ど知識を持っていない4人の中学生を納得させたのは藤波心さんだった。http://podcast.tbsradio.jp/kodomoreal/files/20120617_soudan.mp3
これは原発賛成派の理屈が子供達が聞いても納得できる論理でないことを証明している。
子供騙しの論法が実は子供も騙せなかったのである(原発を推進したいなら、少なくとも子供を騙せる論理を再構築ぐらいすべきではないだろうか)。
原発推進派の共通したベースは、現状を維持したい、現状を維持することでしか社会は成り立たない、だから原発は必要だ、と言うように聞こえる。
あたかも今までの社会の選択の流れに間違いなど無いのだと言いたいように見える。
しかし、人間は大なり小なりの間違いを改革しながら社会を作り上げてきた。
現状維持など少しもしていない。
DDTは危険だから止めよう。
煙突から、また車から煙や排気ガスをそのまま出すのは身体に良くないから止めよう。
有機水銀やカドミウムを海に垂れ流すのは止めよう。
鉛のハンダは止めよう、アスベストは止めよう、PCBはやめよう・・・・・ぱっとはこのくらいしか思い付かないが、人類社会の歴史というのは、特にこの50年というのは、人間の為、社会の為に如何に止める物を見つけ出して止めるかが技術進化の一つの大きな方向になって居るといっても過言ではないだろう。
人間が生きて行く為により安全さを求めることが社会進化の起爆剤になっていると言える。
そういう今までの人間のやり方から言えば、原発に於いては、放射性廃棄物は危険だから絶対に出さないシステムに改良するか、全くシステムを変えてしまうのが人間のやり方である。
結局、原発は止めようということになる。
人類はこうして安全確保をしながら生きてきたのだから・・・
原発だけそのやり方を無視することは、それこそ人類社会に対する反逆である。

人間が新しい物を開発する時、当然であるが、プラス面を強調しながらのみ進める。
これにはこういう危険があります、とばかり言っていたら、会社でも国でも開発費が出る訳がない。
お金を出す立場の人間も同じ人間で特別頭が良いという訳でないから、全てを見通して物を決めるなどと言う事は考えたとしても当然出来ない。
そして、開発し、世に出し動かした後でそのマイナス面が分かるのである。
その場合、システムを全く変えるか、大改造をして、マイナス部分を完全に取り除いて実用化するしかない。
有機水銀にしてもカドミウムにしても、その原因さえ分かれば人間が手で触り除去することも可能であるし、結果、無害化することも出来る。
勿論システムを新しく改良することにより対処することもできる。
原発は違う。放射性廃棄物を無害化どころか、そこに近づく事すら出来ない。
他のあらゆるシステムと違って、それをやる前からその大きな危険性が分かっていた。
もし他のシステムであれば、これほど危険性が分かっていれば、それを解決しなければ、実用化して社会に出すことはしない。
しかし、原発はその危険性が分かっているにも関わらず、それが絶対に解決出来ないことが分かっている為、危険性を徹底的に隠し、詰まり国民を欺し続ける為に安全神話を作り出さなければ実用化できなかったのだ。
そして当面自分達の責任逃れさえ出来ればと、現在においてコスト的に会う範囲だけで考えてシステムを設計し、地震のことも、津波のことも分かっていながら、いい加減で作ってしまった訳である。
その結果、少数の人間の今だけの利益の為に、特に福島の多くの人達を犠牲にしたのだ。

S氏と藤波心さんの話を聞いていると、どちらが大人なのか分からなくなってしまった。
簡単に言うと推進派は全てそうだが、「現在が困る」ということしか言わない。
勿論、将来のエネルギーも考えていると言うが、現在を肯定する為の辻褄合わせにしか過ぎない。
そして原発以外はことごとく否定する。
例えば、風力発電がだめな理由として、羽根が高で回るので、そこにぶつかって多くの鳥が死ぬからだ、と言う。
少なくとも福島の人より鳥の方が大切らしい。多分、この人は生きる為に生き物を殺して食うようなことはしないのだろう。
また日本は自然に恵まれていないから自然エネルギーで賄うのは無理だというようなことも言った。
誰がいきなり全てを自然エネルギーに変えなければいけないなどと言っているんだろうか・・・
また、推進派が判で押したように言う「自然エネルギーはコストが高い」ということをやっぱり言っていた。
それを言うなら、福島の原発跡地に人が住めるようにするまでに掛かる費用や、これから長期的に維持管理する費用、基本的には残りの50基も全て廃炉に成る訳だから、そこも全て人が住めるようにする為のコストも出して、自然エネルギーと比較するべきである。
但し、原発に使った莫大な補助金を同じように自然エネルギーに投資した後に比較すべきである。
原発に都合の良い所だけを持ってきて、自然エネルギーは高いなどと今時言っているのは頭がおかしいとしか思えない。

また原発推進派は、知っていながら、わざと核分裂技術と従来技術を同列に置き、問題点をはぐらかそうとする論法を取っているように見える。
藤波心さんが核廃棄物が処理できない危険な物質であることを言うと、S氏は太陽電池だって将来廃棄する時、どんな有害な物質が出るか分からないなどと訳の分からない方向に議論をはぐらかそうとしていた(それを15歳の藤波さんは戒めていたが・・・)。
太陽電池を廃棄する時、少なくとも放射性廃棄物は出ない。
何が有害なのかS氏は理解されてないように思う。
もし有害物が出ることが分かれば、核廃棄物でない訳だから、それを完全に除去する技術ぐらい人間は何とかするだろう。
推進派は分かっているのに相手を見くびり常にこんな論法を取る。
いい加減にしなさいと言いたい。


原発の原子核を分裂させる技術と、原子核を分裂させないその他全ての技術は全く違う物である。
人間が同じように扱うから同じ物のように見せかけようとするのも推進派の手口である。
今回はTBSがどうでも良いお粗末な論客を、反原発の流れを作る為にあえて選んだのだろうか・・・・と勘ぐりたくなる内容だった。
6月24日に2回目の原発特集があった。これもいずれまとめてみたいと思う。

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