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0831

万年筆
IMG_3726*.jpg
文房具売り場を通りかかった時、小さな万年筆に目に飛び込んできた。
久し振りに万年筆を使ってみようと思い、衝動的に買ってしまった。万年筆を持ったのは何年ぶりだろう。万年筆という言葉も最近は聞かなくなった。値段は220円と安物であったが、粗悪品ではなかった。使ってみて直ぐに分かった。とても書きやすく、文字を書く感触が懐かしく、そして何よりも新鮮だ。現代の筆記用具といえば、シャープペンシルかボールペンである。手紙を書く言えばメールのことであり、差しづめキーボードが筆記用具といえるのだろう。IMG_3679*.jpg
しかし、キーボードから打ち込んだデジタル文字は、決まり切った言葉の意味は伝えるが、あの手で書いた文字のように繊細な心の鼓動、機微を含んだ情報を伝えることは出来ない。感情の起伏をそこから読み取ることは出来ない。
我々の世代にとって、万年筆は、大人の世界に入るための、仲間入りするための品だった。腕時計と同様、それは子供から脱却するための一品であり、それを持つことは元服式の様な意味合いを持っていた。自分自身で区切りを付け、新しいスタートを切る瞬間であったような気がしたし、今思うとケジメを付ける儀式であった。IMG_3675*.jpgこのように万年筆を持つことは、子供の時代から大人の世界に踏み出す誇り高き大切な第一歩だった。
そんな訳で、母の持っていた14金のペン先の万年筆がとても羨ましかった。
私が初めて自分の万年筆を持つことが出来たのは、中学へ入る時だった。14金ではなかったが、赤と黒が使える二段式のものを、日曜学校の先生から入学祝いにいただいた。今はもう手元にないが、必ず筆箱に入れて学校へ大切に持って行った。IMG_3723*.jpg
その万年筆で字の練習を随分した。何度も書き直して手紙も書いたし、日記も書いた。
嬉しかった時も、悲しかった時も、万年筆は正に青春と共にあり、自分の人間性を育ててくれたのだと思う。
現在の子供達にとって万年筆に当たる物は何なんだろうか。
しょげたときも、ワクワクしたときも一緒にいるものは何なんだろうか・・・・



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