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ダイレクトゲイン方式というのはいろいろあるソーラー方式の中でも最もシンプルなシステムである。ただし、いままではコンクリートなどの熱容量の大きな床を持った建物にしか採用することが出来ず、熱容量が小さ過ぎる木造住宅の木造床では、折角日射熱が入って来てもそれをため込むことが出来ないでいた。日本の戸建ての住宅の多くが木造であることを考えると、木造住宅でのダイレクトゲイン方式によるソーラーハウス化はどうしても解決しなければならない問題である。
20071018230714.jpgイゼナ式床暖房アクアレイヤーシステムは根太間を水で満たし、その自然対流機能を利用した床暖房である、と同時に大きな熱容量を木造住宅に与えるシステムでもある。これは又大きな蓄熱層とも考えられるので、これに直接太陽熱をため込むことができれば木造住宅におけるダイレクトゲインソーラーハウスが初めて可能になる。
但し、既存の木製の床材は熱伝導性能は良くないのでそれを通して、ダイレクトゲインによりアクアレイヤーを温めることは難しい。木材はダイレクトゲインの熱を積極的の通すという使い方には向かないが、ダイレクトゲインにより床材の表面の温度が上がり、深夜電力などによりアクアレイヤーに溜まってる熱を逃がさないので、より長い時間保温する役目は果たすことが出来る。少々消極的ではあるが、蓄熱できる床に対してダイレクトゲインはそれなりに有効である。20071018230534.jpg床に吸収されたダイレクトゲインの熱を出来るだけ素早くアクアレイヤーの水に伝えるためには、床材と根太材に出来るだけ熱伝導性の良い物を使う必要がある。熱伝導性が良い材料は金属しか無いが、その中でも建材としてある程度形が自由に作れ、扱いやすい物はアルミしかない。その為、集熱床材と熱伝導用根太はアルミで作ることになった。アルミは金属の中では融点が低いため、リサイクルしやすい金属である。また、大きな電力を使ってボーキサイトからアルミは作られるが、現在、生産国に於いての大部分の電力は水力発電によって得られたものが使われているらしい。仮に100%水力による電力が使われたならば、アルミの生産に於いて大きなエネルギーを食ったとしても二酸化炭素はゼロということになる。人類が生きるために何らかの材料が必要であるならアルミはかなり使いやすい材料であると思っている。これからの住まいの温熱環境を考える上で、アルミは構造材の前に良熱伝導材として捉える必要があるのではないだろうか。
また、これからの住まいの設計に於いては、化石エネルギーに頼る割合を出来るだけ減らし、太陽エネルギーの割合を出来るだけ増やすということが最大の課題になるだろう。20071018231001.jpgエネルギーは自前しない限り必ず二酸化炭素が発生する。他から持ってくるエネルギーは必ず二酸化炭素を発生してしまう。そのことをわきまえながら住まいの構造を考え、形を考え、設計をしなければならないだろう。その為には先ずその土地で得られる太陽エネルギーの量を知らなければならないし、近隣条件から実際に得られる日射量を知らなければならないだろう(住まいを構想する前に情緒的ではなく、定量的に風土を理解することが必要になってくる)。つまり土地が取得できるエネルギー条件を把握した上で、それに適したソーラーシステムを先ず選ばなければならない。そうしなければ住まいの設計のスタートが出来ないことになってしまう。ダイレクトゲイン方式も有効なソーラーハウスシステムの一つであるが、あくまでも土地の条件によって最良のソーラーハウスのシステムを選択すべきであり、初めから何々方式と決めつけるべき物ではないと思う。場合によっては太陽エネルギーが有効に使えないことも有るわけだから、土地の条件を素直に捉え、できるだけ二酸化炭素を出さず、快適な生活が出来る方法を選択しなければならない。
(最後の写真は手賀沼湖畔の散歩道で狂い咲きしてい桜)

次回に続く


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