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太陽エネルギーを利用するという ことは、現在までのエネルギーの使い方のように電気やガスや灯油を適当にドンと持ってきて、これも適当に分配して適当に使う、という訳にはゆかない。
太陽エネルギーの欠点というのは、あくまでも現在の化石燃料の視点から見た場合であるが、集めるのに大きな面積が必要(エネ ルギーが分散している)である。
しかし物事には 欠点が有ればその裏側に必ず利点もあるのが常である。化石燃料の場合 は限られた場所から個人が掘って持ってくることはほとんど不可能であるが、太陽エネルギーの場合はエネルギーの方から勝手に 来てくれるし、その希薄さ故に誰でもが安全に自由に工夫して使うこと が出来る。20071024160642.jpg
化石エネルギーは極端に狭い範囲で大きな力を出すことに優 れているが、太陽エネルギーは広い面積全体で初めて大きな力を発揮す ることが出来る。また、化石エネルギーは取り出した大エネルギーを広い範囲に分配して使う中央集権型であるが、太陽エネルギーは個人レベルの個別分散型である。その為、一部が壊れても全体への影響は至って少ない が、中央集権型である化石エネルギーはそこが壊れれば、そこからエネ ルギーの供給を受けている範囲は全滅である。
このように先ず視点を変 えて少し努力すれば快適で安全な社会も夢でないだろう。結果としては 人類は必ずそういう社会に移行してゆくのだろう。但し、温暖化により破滅しなければの話であるが・・・・
20071024160657.jpgソーラーハウスを考える場合、どう太陽熱を取り込むか、取り込めるか、溜め込めるかを考えなければならないことは当然である。集熱床材を使ったダイレクトゲインシステムというのは、屋根の集熱部の機能を床に持って持ってきたようなものだ。屋根集熱の場合は屋根材と集熱機能が一体化したものだが、床集熱の場合も同様に床材と集熱機能が 一体化したものだ。屋根集熱の場合は熱媒体である水や空気をポンプやファンで下へ移動させ蓄熱することになるが、床集熱の場合は直接蓄熱させるため、構造を至ってシンプルにすることが出来る。
ソーラーハウス化するための条件は色々あるが、その中でも蓄熱槽は絶対必要な物の一つである。アクアレイヤーは深夜電力用の蓄熱槽として多くの実績があるため、集熱床材と組み合わせることにより木造住宅を簡単にソーラーハウス化することが出来る。ダイレクトゲイン方式は最もシンプルなソーラーハウス方式であるが、屋根に比べると一般的に日射量は少ないことが多い。その為、その土地で得られる太陽熱量を知る必要があるし、そこにどんな箱を置いたら、どの部分はどれだけどんな日射量が得られるのか当然知らなければならない。
一階で十分な太陽熱量が得られるのか、二階でないとダメなのか、それとも屋根だけなのかシュミレーションする必要がある。つまりその場所の風土を定量的に知る必要がある。主観に頼る設計では難しい。20071025074742.jpg
ダイレクトゲイン方式を最初に検討するのは最もシンプルな方式だからである。これで上手く行くならそれに越したことはない。しかし、立地条件によってはダイレクトゲイン方式が採用できないことも当然出てくる。集熱床材を使ったダイレクトゲイン方式が万能であるわけではないので、その土地と風土に合ったソーラー方式を選択することが、これからの住まい設計の第一歩の仕事になるだろう。
これからの時代は益々 Simpe is best. が全ての面で求められてゆくだろう。アクアレイヤー ダイレクトゲイン システムはそれを満足させるための方法の一つに成り得ることを確信している。

5回までやるつもりです。

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