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雲
オーストラリアの環境政策が大きく変わろうとしている。
総選挙で労働党が11年振りに政権を奪還し、ラッド首相が誕生するからだ。今までと大きく違うことは京都議定書を最重要視する姿勢を明確に示しているからだ。今回の選挙では温暖化政策が大きなテーマになることも示すことになった。
この1~2年で温暖化に対する世界の注目度が急速に大きくなっているのを感じる。
オーストラリアは温暖化の影響を最も大きく受けていると言われている。大干ばつによる農業被害の映像は近未来の地球の姿を彷彿さられるようで恐ろしささえ感じられる。
新しい政権が環境重視することは、当然とても好ましいことであるが、非常に難しい問題も含んでいる。原子力発電を停止させ、85%を石炭火力にするということだ。石炭を使うということは、原子力の危険性を排除するということに於いて、また自国内にある資源を使うということに於いては、いたって自然な選択のように思われるが、本当にそれで良いのだろうか。
現在の最大の問題は温暖化による環境破壊である。石炭を使うということはそういう意味に於いて完全に逆行である。新政権の長期計画を見たわけではないので何とも言えないが、原子力発電を停止したからすぐ石炭というのはまったく違うと思う。天然ガスも資源として豊富であるのだから、先ずは天然ガスに切りかえることが物の順序だろうと思う。石炭は石油に比べると非常に大きい埋蔵量と言われている。石炭は燃料として燃やしてしまわず、未来の物質資源として温存しておくべきである。石炭で始まった産業革命からやっと最も炭素分の少ないよりクリーン(二酸化炭素の排出量が少ない)なメタンの時代に入り、水素の時代が見えてきたというのに、また石炭に戻ることは正に時代への逆行であろう。桂の木日本と違って膨大な土地を持つオーストラリアであれば太陽電池の設置もかなりやりやすいと思う。
環境重視政府であるなら、この際さらに環境のことを考えてもらいたい。
ところで自国日本はハンガリーから温室効果ガスの排出枠を買うそうだ。それによって京都議定書で約束した数値を達成しようということだ。
何と生ぬるいことか。何時も全てのことに手遅れになるこに得意なこの国のことだから、今さら期待することに何の意味も無いが、少なくとも一生懸命働いている人達が税金を払って国の運営を委託しているわけだから、もう少し格好良い国にしようというポーズぐらい見せてもらいたいものだ。
京都議定書の求めている数値というものは単なる政治的な数値に過ぎず、既にバランスを崩してしまった環境に対する基準の原点は、二酸化炭素排出量ゼロなのである。それに対してどれだけ努力できるか、技術開発できるかなのである。そういう意味では6%なんていう数字はほとんど何も意味がないのである。
総選挙が近いらしいが、オーストラリアのように温暖化が争点になるようなことはシャッチョコダチしても起こりそうもない。いまだに環境悪化より道路の方が重要らしい。今になっても、そんなことをもっともらしい顔をして話しながらテレビに出ているなんて、これも至ってすごいことだ。
勿論これは政治家だけの問題ではない。選ぶ側のレベルにあるのだが・・・・


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