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前回、家の断熱性能が暖房効果を決めるのであり、床暖房という発熱器あくまでも脇役に過ぎないと書いた。基本的に化石エネルギーを使う床暖房はこれから益々脇役になるような設計をすべきであろう。泡
「家と床暖房」との関係を「身体と衣服」との関係で考えてみたい。人間の体温は人によって違うが大体36℃前後である。36℃前後である理由は生物が専門ではないので良く分からないが、多分、体内の化学反応が最も効率的であるのと、タンパク質や細胞など身体を構成している材料の耐熱性との関係なのだろう。
人間はこの36℃前後の体温を維持するために文明を進化させたのだと思う。新芽もし体毛のように一定の熱貫流率であったなら、これほどあらゆる地の果てまでは生息することは出来なかっただろうし、文明も進化しなかったのだろう・・・・しかし、北極圏に住むには体毛を増やし何故熱貫流率を変えなかったんだろうか・・・・適応する時間が無いほど急いで北極圏に行かなければならない理由が有ったのだろうか・・・・と言うことはさておき、人間は36℃前後の体温を維持するために厚着になったり、薄着になったり、それでは足りずに暖房機器から熱をもらったり、クーラーからの冷風で身体を冷やしたり、扇風機の風で発汗気化熱を奪ったりして何とか体温を一定に保とうと日夜努力している。一般に言われている快適気温が18~20℃というのは、体内で発生する熱と、体外へ放出される熱流のバランスが最も最適で化学反応がスムーズに行われる温度なのだろう。寒いときは当然だが重ね着をして空気層の数を増やしたり、ダウンジャケットのように空気層を厚くして、熱貫流率を小さくして外気に逃げてゆこうとする熱の量と体内で発生する熱の量をバランスさせようとしている。人間の身体は外気温が下がり身体から逃げてゆく熱量が増えたからと言って、その分をどんどん体内で発熱させるようにはなっていない為である。衣服は逃げる熱量を調整することができる断熱材という言い方もできる。床暖房は人間の身体と同じように、家という身体の中で一定の熱量しか発生することが出来ない熱源装置である。床暖房の温度は人間が接触するため無闇に上げることは出来ないので、おいそれと発熱量を増やすわけにはいかないことを前回書いた。また家は人間の衣服のように必要に応じて断熱材を増やすわけにもいかないので、外気温が下がり熱量がもっと必要になっても床暖房だけでは対処しきれないことが起こることもある。黄梅床暖房はこのように暖房用の熱が設計値よりも必要になったときには対応できない。但し少なくはすることができる。ここが人間の身体とは違い優れたところであり、この機能があるから断熱性能をきちんと設計しておけば外気温がどんな状況になっても対応することが出来るのである。つまりどんなに外が寒くても、身体は寒くならないダウンジャケットをあらかじめ家に着せておくことが断熱性能の設計ということになる。外気温は勿論地域によって大きく違うし、何度までクリアー出来ればよいかということも生活の仕方、特に室内でどんな服装で居るのか、また違う視点から、例えばCO2をどれだけ押さえた生活をしたいのか、どれだけのランニングコストで冬を過ごしたいのか・・・・によって変わってくる。もし厳冬期用のダウンの上下を着るなら断熱材は勿論床暖房も必要無い(私はお断りだが)生活にすることができるかもしれな。
このように温熱環境の設計は生活に対する考え方と最低外気温を何処で見るかによって大きく変わってくる。

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