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いまだに遠赤外線については訳も分からない説明をした暖房に関するホームページが多い。つまらない物に惑わされないようにもう一度、床暖房と遠赤外線について書いてみる。226クロッカス
イゼナホームページの用語辞典にも書いているように、遠赤外線とは特殊なものでも何でもなく自分の周りにある物すべてから出ている電磁波である。
身の回りの温度が測れる物からは必ず遠赤外線が出ている。遠赤外線が取り立てて健康によいとか、植物の育成に有効だとか言うほどの物ではない。遠赤外線が有効だとかどうとか言う前に、私達生命体はこの地球の平均気温15℃の中で生きているのだ。言い方を換えると平均15℃の温度による遠赤外線の環境の中にいるのだ。
遠赤外線とはそんな至って当たり前のことなのである。
温度とは原子分子の振動の激しさである。原子分子が振動するとそれに見合った電磁波が必ず発生する。
私達は以前に物質とは原子によってできていて、原子は原子核(陽子と中性子)とその周りを回っている電子からできていると教わった。それら原子核(陽子と中性子)と電子の振動によっても遠赤外線とは違った電磁波が出てくる。
そのように電磁波と言ってもその発生原因によって波長(振動数)が違い、性質も全く違ってしまう。波長の短いエックス線は物を透過するが、波長の長い遠赤外線は原子や分子を振動させるが透過はしない。
一般的な床暖房の発熱部分は高々50~80℃(アクアレイヤーは人間の体温以下)ぐらいの温度であるからそれに見合った電磁波である一般的な遠赤外線(他の電磁波は出ない)しか出てこない。勿論その弱い遠赤外線という電磁波には物を透過する力など無い。床暖房は当然その上に床材が乗り、直に使われることはないため、床暖房パネルなどの発熱部から出る遠赤外線を直に感じることはない。床材の上で感じる熱は床暖房からの熱が床材に伝わり、その中を更に伝わってきた熱である。つまり床材を構成する原子分子が順繰りに振動を受け渡してきたものである。白梅
床暖房からの電磁波である遠赤外線が透過してきたものでない。故に、「遠赤外線が出る床暖房パネル」などという表現は当たり前のことで何処の床暖房でもほとんど一緒であり(もし多少違うことがあったとしても暖房への影響は床材の表面温度によって決まってしまう)、あたかも特殊かのような表現は単に人を惑わす以外の何物でもない。ましてや遠赤外線が体の芯まで届くかのような表現は全く嘘である。
床暖房を施工した床からは温度が高い分、遠赤外線も多く出ているが、それは下から熱伝導によって上がってきた熱により温度の上がった床材の表面から出ている遠赤外線に過ない。温度と床材質が同じならどの床暖房も全く同じである。もし遠赤外線が物を透過するなら、DNAを傷つける危険なエックス線など使うはずがない。
これから重要なことは、そんなつまらんことでなく、いかにCO2の発生を減らして尚かつ快適にするかということに尽きる。今時まだ遠赤外線などと強調している会社があれば、時代錯誤でピントのはずれも甚だしい会社ということになる。
現在、床暖房で床を暖めるなどということはアホでも出来ることだ。床暖房の種類は電気式か、温水式かなどという古びた基準ではなく、今はCO2をどう減らせるか、その上快適さをどう増すかが選択の基準であり、設計の基準である。
温暖化で環境に狂いが出ても自分だけは良い家で快適に生活するなんてことは全くあり得ないことだ。「自分だけは・・・」が通用しないのが温暖化の怖いところだ。
これからはもう少し知識を身につけ、ことさら遠赤外線を強調した説明に耳を傾けるなどという無駄な時間を持つのは止めよう。



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