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R君のお母さんから、ご子息の理科テストの内容について質問を受けたので、それに使われた学習指導要領準拠と書いた教科書(自習書なのかな?)を見せてもらった。黄色クロッカス
それを見てスモール企業のスモールな事など言っていられない、この国にとって至ってビッグな由々しき事であると感じた。これが我々の周りで発生している、あらゆる現象を理解するための理科の授業かと思うとちょっとゾッとする。
彼は小学校4年生である。そこで既に対流と熱伝導の勉強をしているには、ちょっとびくりしたが、いい加減な内容を平気で書いていることにもびっくりし、読んでいる内に腹が立ってきた。
そのことが由々しきことの一つ目で、二つ目は、既にこういう事を小学校で勉強しているにもかかわらず、生活の中では勿論、仕事の中でも一般にはそれらの知識がほとんど利用されていない現実のことである。上弦の月住宅の温熱環境の仕事をしていると小学校4年生で習っている、このような熱のことが大学院を出た人間の仕事の中でも生かされていない場面に非常によくぶつかる。
現代社会の中ではこの4年生の学力レベル以下で仕事をしている人がちょっと多すぎるんじゃないだろうか。
温暖化に対しての多くの人達の鈍感なのは、こんな教科書を使った理科教育のせいなのかも知れない。
この教科書の作り方は、子供如きは、子供程度はと、バカにして手を抜いているようにしか取れない。
こういう教え方をされてきたのでは、社会に出てから役に立つわけがない。
教科書の中で「もののあたたまり方について答えなさい」というテストがあり、アルミのヤカンだけの絵がある。
取っ手はまっすぐ立っていて、その持つ所には黒いプラスチック(ベークライト?)が成形されている。
質問1、ヤカンの取っ手部分は熱くなりますか。R君は「熱くなる」と答えた。バツである。答えは「熱くならない」のだそうだ。
次にその理由を聞いている。答えは「取っ手の部分は金属でない物で出来ていて、熱がつたわらないから」なのだそうだ。
ここには全く間違ったことが教えられている。R君の答えが正解である。もしこの教科書に書かれているように「熱が伝わらないから」というような物質が作れたら間違いなくノーベル賞である。究極の断熱材であるからだ。電柱と鳥熱が伝わらないのではなく、アルミに比べれば伝わりにくいときちんと教えるべきだ。いずれにしたって熱は伝わるのであり、アルミよりも少し遅れるに過ぎない。
実生活の視点から見れば、取っ手を熱くする他の要因だってあるだろう。
4年生だからと言ってバカにしたような書き方はするべきでない。
もう一つ、水を入れた試験管を斜めにして(あ)一番底からアルコールランプで熱している。(い)中間を熱している。(う)水の表面に一番近い部分を熱している。それぞれ一番初めに暖かくなるのはどの部分か、と言う質問である。
その前のページの記述に、ビーカーの底に線香の煙を滞留させ、下から熱すると、熱せられたところから上に上がる・・・と書いてある。先ず底にある煙が熱せられて上に行く、と書いてあるにもかかわらず、試験管の問題の答えは、三つとも水の一番上の表面から暖まる、が正解になっている。開いた口がふさがらないとはこのことである。

次回に続く



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