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先日、世田谷のT設計士ご夫妻と初めてお会いし、施主の要求がデザインでなくなったということをお聞きした。それは以前から予想していたことであるが、何か大きな変化が社会の中で起こりつつあることを改めて感じた。庭白322

こういう話が出ること自体、社会の状況が変わる明らかな兆しであると思う。
施主が先ず今までのようにデザインでない物を要求し始めたということは、これからの社会に対して何らかの危機感を感じ始めたからではないだろうか。
家とは「人がエネルギーを用いて生活をする為に作られた空間」ということが第一義的な定義である、ということを前々から考えていた。
とすると、生活によるエネルギー消費が考えられずに構想された家は、本来家とは言えないことになる。今までそれでも家で居られたのは、実はエネルギーのことを考えなくても、日本社会がエネルギーを何時でも必要なだけ手に入れる事が出来るように前もって用意していてくれたからだ。但し用意してくれたのは化石エネルギーと原子力エネルギーだけである。
庭梅つまりエネルギーは、改めてエネルギーと意識しなくてもこの国がお膳立てをしておいてくれたのだ。金を出せば自由に買える便利な物にしてくれていたのだ。その上、銀行引き落としで支払うという便利なシステムも作ってくれたので、金で買うことさえも忘れさせてくれることになり、エネルギーを使用することによって初めて生活が成り立って居るんだ、という意識をますます稀薄にしてしまったのだ。
しかし、決して突如ではないのだが、突然「少なくとも化石エネルギーは使っちゃ駄目だ」という風にしないと、これからの社会が立ち行かなくなるだろうことを意識せざるを得ない情況が社会に出始めた。
勿論温暖化の問題である。人類が生きることにより発生する二酸化炭素量の激増の問題である。その為社会は変わらざる得ない情況に置かれることになった。今までのように人類発生以来続いてきた二酸化炭素を大量に発生させればさせるほど進化した文明であるということが、進化どころか文明の破壊につながるということを認識しなければならないようになってきた。
それは今までの価値観の否定であり、180度反対方向への新たな出発が必要に成ったことを意味している。
今までの価値観が通用しなくなるだろうという情況が来ることは実は随分前から予測できた。氷河の後退はヒマラヤ、アルプス、キリマンジャロなどから頻繁に報じられた。シベリアやアラスカからは永久凍土の融解がイヌイットの生活に大きな変化をもたらしていることが報じられた。海面上昇や海流の変化、植生や動物分布の変化も伝えられた。私たちは北極海の氷結が急速に減少していることも知っている。
蕾322これらのことを見ただけでも、何か莫大な力が地球環境を変化させようとしている事ぐらい想像出来るのではないだろうか。そしてそれに気が付き始めた時、人類は今までとは別の道を選び始めるだろう事も想像できる。
先ずは化石エネルギーの消費量を押さえ込むことを始めるだろう(これは今先進国では始めている)。化石エネルギーの効率化を進めながら次のエネルギーに移行することを試みるだろう。一時、再び安易に原子力エネルギーが注目されるかも知れないが、最終的には太陽エネルギーだけに頼る事になるだろう。何故なら、地球は太陽の周りを回り四六時中その恩恵を既に受けているからである。
太陽は植物を生み出し、それが酸素と食料を供給してくれるからである。太陽エネルギーに依存することは人類が行き着く必然であると思う。何と言っても太陽はメンテナンスフリーである。
化石エネルギーの効率化を進める現在、二酸化炭素排出の平等化も求められていくだろう。一軒の家から出される二酸化炭素の量が規定されるようになるだろう。次は一人が出す二酸化炭素量が規定されるだろう。
そうなれば、生活のエネルギーは太陽から自分で捕まえなければならないだろう。
もしそういう事が行われなかったら、どういう社会が待ち受けているのかも想像できるだろう。
そういう風に想像してゆけば、現在自分は何をしなければならないか自ずとはっきりしてくるのではないだろうか・・・・



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