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「真珠湾攻撃総隊長の回想/淵田美津雄自叙伝」を読んだ。淵田氏は昭和16年12月8日の真珠湾奇襲攻撃において、海軍攻撃機360機の陣頭指揮を取った人だが、私は知らなかった。今まで大成功した武勇伝として真珠湾攻撃を見ていたが、特殊潜航艇の9人の他に飛行攻撃隊55人もの命が失われていたことを初めて知った。まして特殊潜行艇の9人だけが軍神として祭り上げられ、55人が表に出されなかったことなど知らなかった。ぼけ
彼は大艦巨砲主義の無意味さを早くから認識していた非常に進歩的な考え方の持ち主であったようだが、海軍の根底を変えるまでには至らなかった。
当時の戦争における細部の状況を改めて知り、今もそれが本質的に何も変わっていない恐ろしさを感じた。軍隊というのは税金で成り立っているにも関わらず国民を欺くために存在する組織、という言い方さえ出来るのではないだろうかと思えるくらいだ。
この本を読んでかなり確信することが出来たのは、少なくても日本のこの戦争は、戦争という個人の命を無視して成り立つ大プロジェクトでありながら、そこでは面子と見栄と立場と粋がりと根拠のない精神論の支配によって成されたのだということである。全国民を動員し、一人一人の生活を犠牲にし、税金を総動員しなければ成り立たないのに、そこには国民の意思も尊厳も入っていないことである。黄色331勿論、もう既に過去のことであるので、見方により、立場によりその捉え方は千差万別であって当たり前だが、私にはそう思える。
戦艦アリゾナは爆撃により沈められたにも関わらず、潜水艦主務参謀が「特殊潜行艇の戦果にしてくれ」と言ってきたという箇所があるが、人の死を自分の立場のために利用するとは・・・・と思う。9軍神に祭り上げたのも国民の士気を鼓舞する為であろうが、この国の人の命を粗末にする体質がうかがえるようだ。
同じように、お国のためと言って死んでいったにも関わらず、それを上層部の都合で適当に扱うという戦争とは、何のため、誰のためにするものなのだろかと改めて考えさせられてしまった。
海軍と陸軍の異常なまでの反目、外部の情勢を見ずに大艦巨砲主義に固執する体質、どんなに負けても戦闘方式を変えない体質・・・・こういうものを見ている限り日本が本気で勝つために戦争をしたとはとても思えないのだ。戦争という情況になっても「組織」というのは面子と意地の張り合いとしか思えないからだ。特に軍隊に限らず税金で動いている組織というものは、そういう物なのかも知れない。桃桜
67年前、アメリカという見える敵と戦ってもこの始末だったわけである。だから勿論負けたわけである。この反省は現在の税金で動かされている組織には全く生かされていない。そんなことで、これから立ち向かわなければならない敵である、温暖化による環境破壊に本気で、正に挙国一致で粉砕出来るのだろうか。短時間で決定する能力のない税金による組織に頼っていたのでは、今までの案件が全てそうであったように、少なくても多大の犠牲が出てしまう事になってしまうだろう。先ず、一人一人が意識を変える以外に根本的な解決には成らないと思うのだが・・・・



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