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「人体 失敗の進化史」とは何だろう。私にとって不思議な書籍名だった。そして先ず序文内容の新鮮さに興味を持った。
その全文を書いてみる。2台の花”「私たちヒトは、地球の生き物として、一体何をしでかした存在なのか」二足歩行という、ある意味とんでもない移動様式生み出した私たちヒトは、その為に身体全体にわたって、「設計図」をたくさん描き変えなくてはならなかった。そうして得た最大の”目玉”は、巨大で飛び切り優秀な脳だったといえるだろう。ホモ・サピエンスの短い歴史に残されたのは、何度も消しゴムと修正液で描き換えられた、ぼろぼろになった設計図のやまだ。その描き換えられた設計図の未来にはどういう運命が待っているんだろうか。引き続き、描き換えに描き換えを続けながら、私たちは進化を続けていくのだろうか。”と始まっている。
本文にはいると、いきなりタヌキの解剖について詳細に書いてある。
死んだ動物の解剖から生物の進化について非常に多くのことが得られる事など想像もしていなかった。そのため動物園で死んで行く珍しい動物たちが如何に大切なのか、かれらを解剖することが、人類の進化を知る上でいかに大切か、などということは全く知らなかった。
まさに目から鱗である。
あくびまた、動物園という表の役割の裏にこんな研究の宝庫が隠れていようとは知るよしもなかった。
物事の見える部分しか見ないと、その裏に隠れている更に重要なことを見逃してしまうことの典型的な例であり、こんな身近なところに知らないことが多すぎると感じた。
こういう事に遭遇すると、何のための64歳なのか分からなくなってしまう。
年を取るということは、自分の知らないことが如何に多いかを知ることなのかもしれない
ナメクジウオから始まった人類までの進化の過程が「設計変更」という視点で語られているのは、かつて多少物の設計に携わってきた私にとって興味深いものであった。
第四章、行き詰まった失敗作、の中で「つまりヒトのトラブル(肩こり、冷え性、貧血などのことを言っている)の多くは、ヒト自身の設計変更の暗部であると同時に、ヒト自身が築いた近代社会が作り出す、予期せぬ弊害でもあるのだ。もちろん、それらすべてが、実をいえば、ヒトの優秀すぎる大脳の初産でもある」と言っている。
自身を含めて、社会のあらゆる問題、矛盾も結局は進化の過程で設計変更の仕方を誤ったからなのだろう。
赤小花この章の最後に「この二足歩行の動物は、どちらかといえば、化け物の類だ。50キロの身体に1400ccの脳をつなげてしまった哀しいモンスターなのである。設計変更を繰り返して大きな脳を得たまではよかったのだが、その脳が結局はヒトを失敗作たらしめる根源だったと私には思われる。・・・・・・しかし、ヒトの未来はどうなるかというという問いに対して、遺体解剖で得られた知をもって答えるなら、やはり自分自身を行く詰まった失敗作ととらえなくてはならない。もちろん、それは、次の設計変更がこれ以上なされないうちに、わが人類が終焉を迎えるという、哀しい未来予測でもある。このストーリーで私たちが重く受け止めるべきことは、身体の設計変更とは、取り返しの付かない失敗作をも生み出すということを、ホモ・サピエンス自身が証明していることだ。しかし、それを憂えても仕方がない。私が心から愛(め)でておきたいのは、自分たちが失敗作であることに気づくような動物を生み出してしまうほど、身体の設計変更には、無限に近い可能性が秘められているということだ。」と締めくくっている。


白小花これらの本を読んでも「人間とはなんぞや」という解はそう簡単には得られない。
しかし、地球上で今、人類が大繁栄しているということは、人類だけが勝ち残ったからである。顔の肉を石器で削がれたホモ族の化石が見つかっている事を考えると、他のホモ族は全て人類に滅ぼされたのかも知れない。それはヨーロッパ人によるインカなどの南米原住民やインディアンと呼ばれた北米原住民の虐殺、そして征服と同じだったのかも知れない。
また近年ではユダヤ民族に対するホロコーストなどもその流れなのかも知れない。
無理な設計変更により人類になったホモ・サピエンスは、巨大で優秀な脳を持ちながら、自分達で作り出してしまった温暖化に対して未来を想像できないでいる。やはり失敗作だった証明なのであろうか。
絶対的な神を作り上げたホモ・サピエンスであるが、その大部分は、己が失敗作であることに未だに気が付いていないようである、ということは間違いなさそうだ。

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