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弊社イゼナでは「リユース床材」という商品名の無垢床材を販売している。
リユースであるから当然リユースできる床材のことである。
何故わざわざリユースかというと、理由は二つある。
図面
一つは現在の施工方法にある。根太に床材を取り付ける時に、ほとんど必ず釘と同時に接着剤を使う。その為、剥がして使うことは不可能になってしまう。
勿論、床材は釘だけで十分に止まる(自宅の床は全て無垢材であり、釘だけで止めているが、19年間音が問題だと感じたことはない)。
それでは何故接着剤を使うのかというと、歩いた時の床鳴り防止(そんなことを防止しようという事がおかしい。防止の対象になること自体がおかしい)のためである。特に無垢床材は季節による湿気の違いで、反ったり、縮んだり、伸びたりと寸法の変化が、金属やプラスチックなどの比べると大きい。
その為、踏むと季節によりきしみ音が出る場合がある。実は、季節によりきしみ音が出るということは無垢床材の場合、当たり前なことなのであり、季節感そのものなのだ。にもかかわらず、その当たり前なきしみ音を止めようと接着剤を使い、二度と外せないようにしてしまうのである。写真
接着剤を使う理由は、こういう無垢床材の特性を全く理解していない人達が単にムードだけで選択して使うところにある。
本来、音が気になるなら、初めから木造住宅の選択などすべきでない。床を含めてコンクリートの打ちっ放しなどを選んだ方が良い。
少なくともきしみ音は絶対でない。まして、単なる気分や流行だけで無垢床材など選択すべきでない。
また、施主から無垢床材の要望が出された時、無垢床材の何たるかを設計士はきちんと説明すべきであり、施主が納得しなければ、せめて植林材である針葉樹材を進めるべきではなかろうか。
それを一緒になって少しでもきしみ音が出ると、あたかも施工ミスのように施工者に直させるため、施工者はどんなことがあってもきしみ音が出ないように接着剤を多用することになる。
そうなると、リフォームの時、使っていた床材をまた使いたいと思っても、もう二度と使えないことになってしまう。
これがリユース床材を開発した一つの理由である。無垢床材は使われるべき人に使われていないのである。
二つめは、天然林の伐採にある。
十何年か前に床暖房用無垢床材イゼナックスの伐採地である岩手県の山を見に行ったことがある。栗は勿論広葉樹であるので天然林の伐採によってしか得ることはできない。
現在、どんな基準で伐採し、その後伐採地をどうするのかは確認していないが、当時聞いた話では、伐採後そのまま放置し自然に木が生えるのを待つか、針葉樹を植林するということであった。京や1
たまたま2008年8月6日の朝日新聞に「天然林の伐採 実態は」という記事が載っていた。天然林の実態はどうも悪化している一方のようだ。「風倒木の処理」とか天然林を「天然生林」と「育成天然林」に分けるなど屁理屈をくっつけ、自由気ままに伐採しているようだ。伐採することがよほど儲かるのだろう。
この時代は地球環境の事を考えることが国民の生活の原点を考える事であり、特に税金で生計を立てている立場であるなら、なおのこと未来へのビジョンに向かって行動しなければならないはずだ。
森は単なる商品の一つという単純なものではない。
森=植物は太陽からのエネルギーを直接有用な物に変換して、我々生命体を支えている唯一のシステムである。
勿論、最も大切な酸素の供給源である。
岩手の山の栗材は80年から100年ぐらいの物であると聞いた。そんなに時間を掛けて育ったのに、たった2~30年で壊してしまう家に使うとは非常に勿体ないことだと感じた。
千年以上前の遺跡から朽ち果てずに栗材がよく出てくる。腐らせなければ無垢材は本来千年でも持つ物なのだ。それをたかが2~30年で捨ててしまうとはおかしな話だと思う。切り出した以上に、また復旧させるシステムがあるべきだと思うが、前記した記事を読むといまだにそうはなっていないらしい。今時何とも不思議な現象である。
そうであるならシステムが整うのを待つのではなく、切り出してしまった物であれば、長い間使うという自己防衛をするしかない、ということで「リユース床材」の開発となった。
もう一つ「リユース床材」を商品化しようと決めた理由に、娘が孫の洋服をインターネットで手に入れているのを見た事による。いわゆる古着である。我々の世代は兄弟や親戚からのお古は勿論よく使ったが、一般の古着を買うことはしなかった。京や2
今は当時より裕福であるにもかかわらず、インターネットがあるために古着の市場が成り立つことを知った。そこで上の理由を実現できる時代が来るだろうと感じた次第である。
勿論、現在は「リユース床材」に興味を示す人はほんの一握り以下である。その為、一年に一回話があるか無いかであり、とても商品と言うわけにはいかない。
覚悟の上の開発とはいえ、社会は余りにも遅れすぎている。
しかし誰もやらなければ「リユース床材」という言葉すら聞くことがないため、ますますそういう視点で物を見るということが遅れることになってしまう。
誰かが一番最初に手をつけなければ何事も始まらない。それでイゼナがまず最初に手をつけた。
超弱小企業は最初に手をつけることでしか生き残ることはできないと思っている。大企業であれば二番煎じでも良いが、超弱小企業にそれは成り立たない。
この国はご丁寧に税金を使っていまだに自然破壊を拡大している。これは森林破壊に限ったことではないが、よくまあそんなことを推し進める政治家を、これまたご丁寧に選挙で今時選でいると思う。
アクアレイヤーを初めて世に出してから12年の間、高気密高断熱に加えて高蓄熱にしなければこれからの家は設計できないと言い続けてきたが、やっと理解する人が増えてきた。しかし99%の人はまだポカンである。
「リユース床材」も懲りずにしつこく言い続けるしかないと思っている。
リユース床材を使うことは昔の家のように材料という形である種の貯金をすることと同じ事であると思う。
温暖化戦争に勝つためには全ての価値基準を変えるぐらいの度胸が必要だろう。

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izena社長 前田誠一

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