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家という物を考えるとき、まず最初にテントが頭に浮かぶ。山やオートキャンプでテントを張り終え、入り込んだ時のあの心地よさ感、安心感は何とも言えない一時である。太陽8:21人間は質や性能がどうであれ、基本的には閉じられた空間の中に入ると、落ち着いた気持ちになれる性質があるのだと思う。その延長上に住まいが有るのわけである。
つまり住まいとは最低限、閉じられた空間が確保されてさえいれば、何とか幸せ感は得られるものなのだと思う。もしそうでないとしたら、そう時間も掛けずに間取りの設計などがされてしまった建て売り住宅やマンションに住んでいる人は、不幸な思いで毎日生活していることになるが、実際そんなことはないだろう。
その家に住んでいて得られる幸せ感は、少なくても間取りで決まるわけではなまく、住まい手の心のあり様で決まるものだろう。
現代の日本の住まいに先ず必要なことは、徹底的な強度である。地震に強く、台風に強く、腐食に強いことが何と言っても絶対条件である。
そうでなければ安心して住むことはできない。住まいの最低条件が閉じた空間の確保であれば、それを満たすために、先ず最初に家の強度の確保に最優先でお金を割り当てなければならない。
20年ほど前に建てた現在の自宅は、地震に対する強度をまず最初にかなり考えた。柔構造によっての耐震性に付いては、そういう物があるということを知っているぐらいで、実際の構造的な知識は全く持っていないため、徹底的に剛構造にした。
構造は在来木造であるため、できるだけ多くの壁にバランスを取りながら筋交いを入れた。当時の金具は今の基準よりも貧弱であったためもあり、外壁は全て2×4の様に12mmのベニヤを貼り、筋交いと柱と土台が離れないようにした。
木漏れ日8:21棟梁には「こんな筋交いの多い家は初めてだ」と言われたが、基準通り入れておいたからといって絶対壊れない保証があるわけではないので、わざとオーバースペックにした。これで壊れてもあきらめが付くので、まず最初に構造を最も重要視してくれるように頼んだ。
次に必要なことは室内熱環境のことである。
これも住んでしまうと構造と同じように見えなくなってしまう基本機能である。何時でも取り替えたり、張り替えたりすることができる物と違い、住まいの基本機能として初めに備え付けなければならないものである(にもかかわらず、そういう物に限って率先して無視しているように見える)。
室内温熱環境の基本は言わずと知れた断熱問題である。
これをしっかりしておかないと、これから益々断熱性能=エネルギー消費量=CO2発生量の問題が重要に成ってくるため、生活の基本が脅かされることに成りかねない問題である。
その為、今から十分予算を掛け、対策を立てておく必要がある。断熱問題とは(1)断熱材の種類、厚さ、入れ方、(2)ガラスの性能、大きさ、(3)サッシの性能、(4)気密性能、などである。
室内温熱環境とはそれらを含み、太陽熱の取り込み構造、蓄熱構造、外部の太陽熱遮蔽構造、そして通風構造などである。その他、温水集熱器、太陽電池などもエネルギー関連としていたって重要である。
このように強度と熱問題(エネルギー問題)の二つに先ず予算を配分し、その他諸々のことはその残りの資金で何とかすればよいと思う。
家とは大金を払って建てるのだから、先ず何と言っても安心して住めなければ意味がない。その安心の確保に今まで考えても見なかったエネルギーの問題が突如浮上してきた。
これは、買えなく成るということ以前に、温暖化問題のために勝手気ままに使えなくなって来たということである。
安心感を得るためにもエネルギー削減生活の確立と、エネルギーの自前を考えておくことは、生活における最大の安心感を得る要件に成りつつあると思う。
新築は人生の中でも最も夢のあるプロジェクトの一つである。その為、有限の予算にもかかわらず、あれもこれもと夢だけは膨らんでしまう傾向にあるのは致し方がない。
しかし、その中身というといろいろな建築雑誌から抜き出した断片を単に寄せ集めているに過ぎない場合が多いように思う。そしてそれらの見える部分に先ずお金を割り当ててしまうため、特に前記した熱関係に対する予算が不足してしまうということが今でも相変わらず行われている。
流れ8:21これからの人間の生活にとって最も大切なことは何かという検討をする前に、その時代の流行に左右されている見た目の気分的な部分を沢山集めたところで、将来に渡って人間が安心して快適に住まうための良い住まいにはならないと思う。そういう家の捉え方は、やっと家を建てられるようになり、有頂天になっている落ち着きの感じられない発想に過ぎない。
時代は特に急速に変わりつつあると思う。今までチームマイナス6%となどと言っていたと思ったら、マイナス80%という言葉まで飛び出すようになってきた。
実現するかどうかは兎も角、こういう数字が出ることだけでも激変の兆しがあるのだと思う。
今、エネルギーは誰かが何とかしてくれる、という時代は過ぎつつあるのではないだろうか。何とかしてくれたとしても、生活を圧迫するような価格になってしまったのでは安心した暮らしなどできない。
これから家を建てるのであれば、出来るだけ買うエネルギーを少なくする為の方策をできるだけ積極的に取り入れておくべきではないだろうか。
今、全盛の化石燃料の価格は、人口増加と途上国の経済発展による需要激増のために、多少の変動があるにせよ必ず上がり続けるだろう。これから少なくとも30年や50年住む家にその波は必ず押し寄せるだろう。
これからの家にエネルギー対策を盛り込むことは至って常識的なことである。
新築の見積もりをする場合も、それらのことを踏まえて項目の重要度順に先ず並び換えるべきだろう。そしてその理由を明確につけるべきだろう。
設計計する側、建てる側としてはこれからの住まいは、こう有らねばならないと言うことをプロの立場として明確にすべきである。
それが分からぬ客など相手にしなくて済むような社会にして行かなければならないだろう。



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