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トイレに入ると自動的にふたが開き、便座が暖かくなり、終わると水が流れてふたが閉まり、脱臭までしてくれる便器がある。おまけに、トイレに入ると照明がつき、出ると消える様になっている。使ってみると至って快適らしい。どうせならドアも自動にすれば、正に何処にもさわらず用が足せることになる。この商品開発時のコンセプトは、トイレに入ってから出てくるまで便器には手を触れず清潔であるということらしい。瓶
人は又一つ、頭と筋肉を使わないで済むようになった。技術もよくもまあ進歩したものだと思う。
人間は益々、何もしないで済むようになり、益々自分の時間が増え、益々自由になっていくのだろうか????
しかし、片や、用のあと、ふたの閉め忘れや照明の消し忘れ、何と水の流し忘れまでが多くなったという声も聞く。
確かに、こんなトイレ環境の生活に馴染んでしまったら、ましてや、生まれた時から子供が馴染んでいたらどういうことになるんだろうか。
自分の意志を働かせなくとも、全てが自動的に動いてくれるとなると、それが最も自然であり常識であると思い、それ以外は全て、つまり自分の意志で自分が操作することは、全て非常識ということになってしまうだろう。
これが本当に社会の進歩なのだろうか。これが本当に人のことを考えた商品なのだろうか。おかしいと思う。これでは生命体としての人間は進化しているのではなく、退化しているとしか言いようがない。
この商品は、便利というより、むしろ人間から自分の意志で判断して行動する自由を奪ってしまう機械である。他人が作った物に操られるための訓練機の様に思う。
どうしてこういう商品が開発されるのだろう。
竹一つは「清潔」という最もらしい理屈が付けられるからである。二つめは単に商品価値を上げるためである。三つめも単なる他社との差別化のためである。四つめは虚栄心をくすぐるためであろう。
こういう商品を開発している企業やそこにいる社員は、人間の未来がどうあれば良いと考えているんだろうか。人間がどうなれば良いと思っているんだろうか。
清潔ということは良いが、機械が全てやってくれる清潔で本当に良いのだろうか。

手が使えないなど身体の不自由な人にとっては、救いの神であろうが、健常者にとっては、生き物としての能力を低下させるだけに過ぎない道具なのではないのだろうか。
脳の機能が退化してゆく方向、つまり進化の逆戻りをして爬虫類の脳に退化させられて行くための道具なのではないのだろうか。目先の快適ささえあれば、それで良いと思っているのだろうか。

こういうトイレがある家庭で育った子供は、そういう機能を持っていない、いわば一般常識的な場所に行った時、勿論、省エネのために自分で照明などは消したりしないだろうし、ふたは閉めないだろうし、当然水も流さないだろう。ましてや後の人に気を利かせて窓を開けることなどしないだろう。正に恥さらし者になってしまう。
全自動トイレは恥をかかせる為の訓練をする道具とも言える。
また、こういうトイレは部品点数も多く、当然製造に掛かるエネルギー消費量も多くなるし、故障率も多くなるだろう。
杉葉もし故障(自動でないトイレに行ったときも同じ)でもしたら、そういう環境で育った子供は、ふたの開くのを今か今かと待っているだけで自分で開けようとしなだろう。そして漏らしちゃうという笑うに笑えぬ話になってしまうかもしれない。
ふたを手で開け用を足した後も、洗ってくれるのを何時までも待っているだろう。そして水を流さず、ふたを閉めず、窓も開けず、照明も消さず文句を言いながら出て行ってしまうだろう。
人間(健常者)にとって全自動便器など必要ない。
トイレへ行く時の全ての動作ぐらいは、自分の意思で確認しながら、自分の手で行うべきである。
便「機」ではなく、便「器」で良いと思う。

人間が人間らしく生きるためには、自分の意志で判断し、自分の意志で行動すべきことは、当たり前中の当たり前であるが、文明は全く逆方向に向かっている様に見える。
全自動トイレは、頭と筋肉を更に使わせないようにし、それらの劣化を促進させる機械であるように思う。
これが文明の進化なのだろうか???
技術の進化とは人間の人間たる尊厳を一つ一つ剥ぎ取ってゆくことなのだろうか???
その究極が温暖化による環境破壊なのだろう。
人間の尊厳をもう少し大切にすべきだろう。

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izena社長 前田誠一

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