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現在の家を建てたのは42才で独立した2年後(1989年)の事である。床暖房の仕事に携わってから9年目である。その間に多くの建築現場を見、いろいろ体験させられ、勉強させられた。黄色37
その中でプレハブメーカーの仕事はやるまいと決めた。理由は、現場の工事の仕方にある。一軒の家を建てるには、大工、左官、塗装、電気、水道・・・・など非常に多くの業者が関わる。
しっかりした良い家を建てるには、その人達のチームワークが何よりも大切である。それが出来ているとは思えない現場に多くぶつかった(現在はプレハブの仕事はしていないのでどうなっているかは知らない)。自分の仕事さえ終われば、他は関係ないという態度の業者を多く見てきた。それでこういう現場で床暖房の仕事をしたくないと思った。
見ていて気分が悪いのである。気分悪く仕事はしたくない。これは現在まで変わらないが、勿論現場でいやなことばっかりではない。
屋根37
二軒めを建てていただいた棟梁は偶然、現場で巡り会った人である。現場が綺麗に整頓されていることもそうだが、職人さん達のチームワークが何とも良かった。勿論、棟梁自信に惚れ込んだ。次に建てる時はこの人に頼もうと決めていた。
独立して二年目であり、前回の二階増築のように、何も無しにして住みながら自分で作っている暇はないと思い、それなりに完成してもらう方針にした。
形態としては父との二世帯である。
目標項目はいくつか設定した。
先ず第一は勿論、商売柄、自分で実際に体験をするために床暖房を4種類入れた。このことが後に独自の床暖房であるアクアレイアー床暖房システムの開発につながって行くことになった。
また当時は友人であるアインズの松岡信夫さんと組ませてもらって建築用の鍛造品も仕事にしていたので、それの展示する場にもすることにした。
その中に暖炉を入れた。
これは商売の為というよりも、長年の夢であり、家を新しくするのであれば何としても家の中で焚き火をしたかったからだ。その他、断熱材、外壁材、屋根材、漆喰壁、無垢材壁など、それに耐震のことを最も考えた。
構造は在来木造(柱は全て檜の120角)とし、その外側、つまり外壁の下地として12mmの耐水ベニアをキッチリと打ち付け、筋交いと併せて完全な剛構造にした。筋交いは東西南北のバランスを考えて、出来るだけ多く入れた。
住まいで何が最も大切かと言えば、それは絶対に壊れないことである。特にこの国においての耐震性は住まいの最も重要な要件である。玄昌37その為、屋根は軽さと耐久性のため銅板にした(但し現在は酸性雨などの増加から銅板の耐久性には問題があると思う)。外壁材は高耐久性とメンテナンスフリーのためガラスや鉛、ステンレスなど考えたが、結局、中国製の玄昌石(色:グリーン、公称厚さ8mm、大きさ200×300mm、重さはモルタル壁相当である)とした。通し柱は5本にした。また、壁は大壁構造であるが、部屋の中に200角の柱3本と120角の柱を2本出すようにした。これは特別当てがあったわけではないが、住んでみてから何かを思い付いた時の可能性を大きくする為でもあった(現在、そこは孫のツリーハウスのような砦になっている)。
布基礎のコンクリートには通風口を取らず、遠野から取り寄せた厚さ45mm,、長さ450mmの栗の芯持ち材を、基礎と土台の間の全周に450mmの間を開けながら挟み込んだ。
断熱材は建物の耐久性をも考えたため、内壁側に密着させて50mmのロックウールとした。今となると余りにも少ないが、外壁側に通気層を取り、湿気を二階の屋根裏側まで抜くためであった。
二軒目の新築のテーマは上記したように色々あったが、「火」を楽しむ生活を獲得することも大きな目的だった。
要はキャンプへ行った時のように気ままに、室内で焚き火をしたかったのだ。
「火」つまり「炎」がいつでも見たい時に見られる様な生活をしたかった。
人間は、特に日本人は新しい技術にばかり目が眩み、「火」を危険な物、めんどくさい物、汚す物として捨て去り無視して来た。
火37
「火」は照明として、暖房として、調理用熱源として人類発生以来、私達の生活の全てを支えてきた。人類は正に、常に「火」と共にあったはずだ。たき火の嫌いな人はほとんどいないんじゃないかと思うが、それが「火」と共に生きて来た人間の証だと思う。
それなのにこの何十年で、いとも簡単にその火を捨て去って来た。それも何の考察も無しに無視するようになってきたのだと思う。
これからの住まいには「火」は必要だと思う。暖房や照明や料理に「火」はもはや必要ない。しかし、「火」は心のために必要なのだとおもう。
これからの住まいは、好むと好まざるとにかかわらず、いずれにしても超省エネが求められ、その為の徹底的な合理性が求められるだろう。
そんな中で心をいやしてくれる「火」の役割は至って大きいと思う。「火」は来訪者に対する最大のもてなしになると思う。
また、この新築でも新しいチャレンジをしてみた。確認申請に関わる図面を全部自分で検討し書いてみた。私は建築の勉強をしたことはないので、確認申請に関しては勉強した。
勿論、素人の私に確認申請は出せないので知人の設計士にお願いした。

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