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暖房とは何かということを話したついでに、床暖房による暖房の家の設計方法について改めてその原理を書いてみたい。
現在の床暖房を組み込んだ家の設計の順序はほとんど間違っていると言えよう。雛菊512
これは床暖房とそれ以外の暖房機器との違いが理解されていないからである。
床「暖房」という名前で呼ばれているため他の暖房機器と同じだと思われているのである。その違いを積極的に理解しようという情熱を持っている建築関係の人はほとんどいないのが現状である。
それと相変わらず、エネルギーは金で買えば済む物と捉えられているからであろう。その為、これも相変わらず、設計の最後に暖房機器を検討するというエネルギーの視点を無視した設計順序が取られているからである。
床暖房以外の暖房機器の代表は勿論エアコンである。暖房機能だけでなく冷房も出来るからだ。その他にはガスや灯油や電気、薪ストーブ類などがある。これらの暖房機器と床暖房は暖房をする目的という意味に於いては同じであるが、その特性は大いに違うということを大部分の人はほとんど考えようとしないし、知ろうともしない。
サツキ512暖房器というのは人間に温かさを与える物である。その与え方に床暖房とその他の暖房機器とには大きな違いがある。
それは床暖房だけが機器と体が接触していることである。勿論、暖かくするのはそれだけではなく輻射と対流の機能も働いている。
この様に床暖房は体が接触しているため、温度をむやみに上げることは出来ない。それでなくても、アクアレイアー以外の床暖房は「こもり熱」を分散させる機能を持っていないので、更に温度を上げることは出来ない。
床暖房はこの様に室温が低いからと言って勝手に温度を上げるわけにはいかない暖房システムなのだ。

暖房とは家から逃げて行く熱を補給することである。その熱が足らない場合は熱を多く出すしかない。
しかし、温度を余り上げられない床暖房の場合はそれに対応することができない。基本的に床暖房とはそういう物である。それではどうするか。
床暖房は入れる面積が決まるとそこから発熱する熱量はほぼ決まってしまうことになるのだから、解決策はその面積で出せる熱で快適な室内になるようにするしかない。
今までのような設計の順序で床暖房がうまくいっている場合ほとんど偶然に過ぎない。何故なら、床暖房の最大発熱量を知って断熱仕様を決めている事例がほとんど無いからである。
床暖房という暖房機器から放出される熱量は「面積」により決まるのであり、他の暖房機器のように発熱部の「温度」によって決まるものではない。こんな違いが余り理解されていない。
紫花512
床暖房を暖房設備として採用する場合は、先ずその採用する面積を決める。するとそこから出せる熱量が決まる。次にその熱量で快適になるように総合断熱仕様を決めるという順序である。この時、熱のシミュレーションが必要であるが、現在までやられている設計の最後にしている暖房機器の容量を決める負荷計算とはその思想が全く違う。

これからの良い家は漠然としたムードだけで決まる物ではないと思う。勿論ムードが無くても良いということではない。むしろ、エネルギーの自前をするために徹底的に熱的シミュレーションをして、形を決めて行けば行くほど積極的なムード作りは欠かせないことになる。
始めから終わりまでムードだけの捉え方ではこれからの良い家は建たないだろうし、建ててはいけないと思う。
何度も言っているように、生きるために、社会生活を営むために人間が先ず第一に必要な物はエネルギーである。
エネルギーがなければどんなにかっこよい家でも今時誰も住まない。
今求められている最大の省エネの理想は、生活の全てが地産地消である。エネルギーも地産地消、エネルギーの自前である。つまり太陽エネルギーの積極的な取り込みである。
これからの家を考える時、エネルギーの自前という視点無くしてどんな形も成り立たない。 



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