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(実験の種類)
棟がわら
(1)実験住宅の目玉は幾つかあるが、最大の目的は、土壌蓄熱による暖房効果と少し温度の低い水による冷輻射面効果(土間床暖房効果)であり、それを実現するためのシステム開発の実験である(そんなことが可能なのか試してみる実験である)。
太陽熱による土壌蓄熱は日射熱が得られる毎日、一年中行う。
最も高温が取れる夏は、最大の蓄熱時期である。勿論、その熱が冷房機器の無い屋内に影響しないような対策も取ってあり、その実験もする。これらのシステムは特許も申請済みである。

(2)もう一つは木造住宅の木造床構造におけるダイレクトゲイン方式の実験である。
これまでは木造であっても床をコンクリートや煉瓦などにする必要があった。
今回はあえて縁の下のある木造構造であり、まして、二階の床を対象とした。
それをアルミ集熱床材、アルミ伝熱根太、アクアレイアー蓄熱槽(以上全てイゼナ独自の開発品)を組み合わせた構造とし、その効果を確認する。
勿論、(1)、(2)の実験とも暖房CO2排出のゼロ化が出来るのかどうかの試みである。
つまり、(1)はこれからの時代に必要な一年サイクルの考え方であり、(2)は今まで通りの一日サイクルの考え方である。
瓦
(3)夏対策としては、常に空気が自然に流れる構造の実験であるが、空気の流れのシミュレーションはしていない(熱のシミュレーションは勿論してある)ので、頭の中のシミュレーションがどこまで通用するのかの試みである。
最上部に取り付けられた、7面の断熱内戸付きジャロジーの効果により、自然な気流が作り出せるかの実験である。

(4)もう一つの夏対策として、3面のタープを用いることを考えている。東西面からの日射を防ぐ垂直タープと上からの日射を防ぐ水平タープである。
時期と時間により変化する太陽の位置に合わせて、完全に日射をカットするためである。
その為、庇は雨切り機能を持たせただけで特別長く出していない。
冬の日射をできるだけ取り込める様にするためである。

(5)外壁に於いて、防湿シートを貼り湿度の動きを止めてしまう方法に疑問があったため、セルロースファイバー断熱材を透湿性能のあるモイスでサンドイッチしてみた。壁の中を湿気が通り抜けてゆくためである。
土壁もどきのつもりである。
内側から、モイス+セルロースファイバー+モイス+タイベック+通気層+ガルバリュームとした。
実際の透湿量の差を計るわけにはいかないので、今のところ住まい手の感想を聞くしかない。
桃色ハナミズキ
(6)日射を取り込む南側の巾2540、高さ2200の開口部1面と巾1600、高さは同じの開口部2面に断熱ロールカーテンを取り付け、その性能と操作性を調べる。
今まで実験したことがない大きさであるので、部品も設計し直した。

(7)また、土壌蓄熱用の熱源である自作の太陽熱集熱温水パネルの性能を調べる。
大きさは1820×910を横向きとして4台を真南を向いた二階のベランダの手摺りに取り付けた。
集熱部配管の総延長は75mばかりであり、集熱面積は5平米強である。
集熱効率は集熱面のアルミと架橋ポリエチレン管との密着度が不明のため、熱の伝達がどの程度おこなわれるか不明であり、実際に流し、その量と入口水温、出口水温のデーターを得てから確認する。
以上のことを主な目的とし、出来るだけデータが取れるようにしてある。

4回にわたって実験住宅について書いたが、何故、実験住宅を企画したのか、その背景を改めて述べてみたい。
最も根底にあるのは、私たちホモ・サピエンスの文明の在り方である。
私たちホモ・サピエンスは今に至る間に欲望を満足させるために、また自分たちだけが生きるために、地球に住む多くの仲間達の生き物を食い殺し、滅ぼしてきた。鯨も、マグロもそう遠くない将来、マンモスを絶滅させたように食いつぶしてしまうだろう。
そして今、貴重な石油・石炭という資源さえも自分たちだけで食いつぶし、孫やひ孫、玄孫・・・・達には何も残してはやらないつもりで居る。まるで共食いとも取れる行いである。そんな価値観が今の文明を作っている。そしてそんな中で私たちは今を生きているのだ。そんなことを何時までも許しておいてはいけないと思うし、許されないのではないだろうか。
レンギョウ私たちに本来与えられているのは、太陽からの莫大なエネルギーと、無限に広がる真空の空間に浮かぶ閉じられた地球という場所だけである。
好き勝手に、今の自分のためだけに、これ以上、化石燃料を浪費してはならない。温暖化の危険を冒してまで今の化石エネルギー文明を継続する価値は無いと思う。未来を無視した欲望に未来は来ないだろう。
今こそ、更なる快適な生活のために化石エネルギーから太陽エネルギーに転換させるべきである。
人類最後の産業革命を起こすべきである。
これが実験住宅を作った背景になった考え方である。
所詮、太陽エネルギー社会になればCO2はゼロである。
今からゼロを目指す技術開発をするのは起業家として当然なことではなかろうか。

今回、書いたイゼナ実験住宅の見学会については、イゼナホームページを参照してください。



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