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10月2日我孫子市にある中央学院大学で、前の我孫子市市長である福嶋浩彦氏の講演会があった。
福嶋氏は現在消費者庁長官であり、国を含めて多くの自治体の事業仕分け人でもある。
また、中央学院大学社会システム研究所教授、東洋大学大学院客員教授でもある。
講演の内容は、事業仕分けとは何かに始まり、マスコミに取り上げられていない部分でどんな検討が行われたかに及んだ。彼岸3
私たちがマスコミの報道を見ていたのでは知り得ない貴重な話であった。
今回の事業仕分けの報道の中で、センセーショナルに繰り返し流された場面が二つあった。
一つはスーパーコンピュータについてであり、蓮舫氏の「二番目ではいけないんですか」と発言した場面である。
もう一つは国立女性教育会館について、また蓮舫氏であるが、神田道子理事長のやり取りである。
「稼働率は?」「私の話も聞いてください。一方的にただ質問に答えろというのは心外だ」という場面が再三流された。
この二つの場面について、私の周りの人達の大部分は、蓮舫氏に対して非常に批判的であった。勿論、私もテレビの報道をそのまま受け取るしかできなかったので不快な思いをさせられた。
大体、文化系の国会議員にスーパーコンピュータのことなど分かるはずがないのに、「ちょっと言い過ぎじゃないの」と思った。
彼岸1今までスーパーコンピュータと言えばスピードのみを強調して報道されていたのではないだろうか。
私もその使い易さ、多くの人が使えるシステム、ということに関しては考えていなかった。
そんなことは言うまでもなく当然だと思っていたからである。
国が税金を使って開発するのであるから、使いたい人が自由に使えることが当然だと思ってきたのだが、今回、事業仕分けに上がったスーパーコンピュータは、早いだけで至って使い難いという結論が出ていたらしい。
当然、仕分け人の中にスーパーコンピュータの第一人者(名前を聞いたのだが忘れた)が複数参加していて議論が繰り返された、と言うことであった。
そして、もっと多くの研究者が使えるネットワーク化されたスパコンにすべきだという方向が示されていたらしい。
その為、速度が二番ではいけないのか、と言う質問になった、と言うことであった。
遅くても良いと言うことでなく、またスーパーコンピュータの予算を削ろうということでなく(現に、スパコン予算は元通りに復活した。お陰で内容は変わった)、折角大きな予算(税金)を付けるなら、もっと多くの研究者が容易に使えて、国力アップになる物にすべきだということだったのだ。
その質問に対して文科省の担当者は一言も答えられなかったそうだ。
もし信念があり、世界一の早さにすべきだというのなら、あの場面は何としてでも食い下がり、速度を一番にする為の理由を述べ、予算を確保すべき場面であったのだろう。
通常は反論すべきであるのだが、何も発言しなかったということは、発言できなかったということだったのだろう。
野草10ここから見えてくるものは、マスコミというのは明らかに、如何にセンセーショナルに社会に発信し、面白がらせて自分の存在を確保しようとしているだけに過ぎないということではないだろうか。
マスコミの報道を見ていたのでは、何も得られないばかりか、間違ったイメージを植え付けられ、国民の民意が意図的にコントロールされ政治の方向を誤らせる結果になってしまうのではなかろうか。
それではどうしたら良いのか。
マスコミの報道は、事業仕分けをしていると言うことと、その現場が自由に公開されていることだけを文章で流せばよいだろう。
コメンテーターや会社の主観など入れるべきではない。
報道する時間が少ないからと言って、特定の明らかに大部分の人が誤解する様な場面だけをわざと流すべきではない。
この場面をマスコミが選んだことは、新しく社会の在り方を改革しようという行動をへし折る意図があったとしか思えない。
もしどうしても報道したいなら、議論のやり取りの全ての流れを誰でもが何時でも見られる様にするか、「二番目ではいけないんですか」の場面に何故そういう質問になったかの流れをちゃんと解説すべきである。
現在の日本社会でしなければ成らないことは、税金を自分の金であるかのような顔をして使っている事業の仕分けは勿論であるが、マスコミの報道内容も仕分ける仕組みを作るべきだと思う。
また、二つめの国立女性教育会館について、蓮舫氏と神田道子理事長のやり取りであるが、これも二人の短いやり取り部分だけ繰り返し何度も流された。彼岸2
事業仕分けというのは、今までやられてきたその事業の理念や目的は先ず認めることからスタートしている。その上で、現在のやり方に無駄が無いかを検討することである。
つまり、今まで努力をしてこられた事について事業仕分けの場で改めて語られる必要はないのである。その上、検討の時間が決められているので、必要の無い話は後にして今の問題を検討しましょう、と言うことでの蓮舫氏の発言であったのだ。
しかし、これも報道された部分を見る限り、多くの人は、目上の大先輩に向かって失礼ではないのと思わされてしまった。
今のマスコミを見ていると、その存在価値を考えさせられてしまう。余りにも独断と偏見報道が過ぎるのではないだろうか。
つまり、先ずは報道されたことは真実ではないと見るべきだろう。ニュースキャスターは当然だがコメンテーターもしっかり選択しなければならない。
一部のテレビニュースから社会の判断をすべきではないし、政治に関するニュースは特に信用してはならないだろう。
テレビの報道番組は出来るだけ見ない方がよいと思う。
毎日飽きもせず繰り返されているバカ騒ぎ番組と報道番組は同乗りで企画されているのではないのだろうかと思ってしまう。
意図的に真実を隠蔽しようとするかの如くの報道から身を守るためには、普段から真実を見ようとする目を養う努力を忘れないようにするしかないだろう。
福嶋氏の話を聞いて、ますますそんな事を感じさせられた。

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