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今回の東北関東大震災では考えられないほどの多くの方の命が奪われた。危機一髪避難された方々は、正に着の身着のままであり、生活の全てが失われた。その上、家族、親族までも失われたのである。想像を絶するとは、正にこのことなのであろう。テレビの画面を見ていると涙が止まらない。被災された方々のことを思うと何ともやり切れない。どんな言葉もあまりにも軽すぎて表現できない。
事故前全体
福島原発事故が収束するどころか時間が経てば経つほど更に悪化している。
以前のブログで、失敗できない技術である原子力は使うべきでないと主張してきたが、正にその通りになってしまった。
現在は何とか水で冷やそうと懸命に努力しているんだろうが、もしそれが出来なかった場合、最後はチェルノブイリのように膨大な放射能を振りまいて、鉛とコンクリートで固めるのだろうか。
今となってしまうと、それしかないような気がするが、そうならないで欲しい。もしそうなら、その準備もすべきであろう。3.4号炉
人類は石器という道具を使い始めてから、それらの改良を繰り返しながら現在の技術文明を作り上げた。
不具合を工夫する事で技術を刷新し、失敗を繰り返しながら技術を進化をさせてきた。
つまり失敗をすることこそが技術進化をさせる唯一の動力源に成り得るのだ。
誰がどんなに考え抜いたシステムだとしても、それが人間のやる事である以上、必ず不備が伴う。必ず問題が生ずる。
その為、問題が起こった場合、重大な結果をもたらすだろうと考えられるシステムに於いては、必ずフェイルセーフの思想で設計されなければならない。衛星3号炉
つまりどんなに危険な状況が生じたとしても、どんな状況で停止してしまっても、必ず安全側の状態で止まる様に設計しなければならない。
言い方を変えれば、そういう設計が出来ないのであれば、そういうシステムは社会に存在させては成らないという事になる。
原発は正に究極のフェイルセーフ思想が必要なシステムである。
しかし現在の原発事故を見ると、フェイルセーフの思想は全く感じられないし、そんな考えでシステムは初めから設計されていなかった様にさえ感じるのである。
私のような一介のレベルの低い技術屋擬きから見ても、こんなに大変なシステムにフェイルセーフ思想が組み込まれていないように見えるなどと言う事は全く驚きである。ヘリコプター
勿論、設計した技術屋はヘェイルセーフを考えたというのだろうが、この結果を見ればフェイルセーフは見事に破壊されてしまった。
大体、海に向かった所に非常用発電機用の油タンクを何故置いたのか不思議である。
当然、津波によって見事に流されてしまった。
机上で平面図上に綺麗に並べる事が設計ではあるまい。衛星写真2
非常用システムが地上に並んでいる設計になっているそうだが、どんな状況に対しても安全性を確保するためにはそれで良いのだろうか。
地元には奥まで到達した津波の後がちゃんと有るそうだ。何故それをきちんと考えなかったのだろうか。
多数の隕石が直撃する事は考えなかったんだろうか。航空機がぶつかる事はないと思ったんだろうか。ミサイルで攻撃される事は考えなかったんだろうか。
大体、原子炉本体がどうして地上に作られているのか大いに不思議である。
もし、地下に作ってあったなら、今回のような自然崩壊による熱が暴走して、非常用システムが万が一止まってしまっても、地下に水を入れて全体を水没させる事など、いとも簡単な事ではないのか。
いずれにしても、結果から見ると、核分裂技術を使うシステムであるにも関わらず、あまりにも安易な設計がなされていると思うのは私だけなんだろうか。前と後
技術の進化というものが失敗する事の経験のみによって行われるのであるなら、決して失敗の出来ない原子力は少なくとも地球上では使うべき技術ではなかったんだろう。
何はともあれ、今となっては何とか注水が出来るようにして、冷却を成功させてもらいたい。
もしそれが失敗したら何が待っているんだろう。
専門家と称する人達が設計した結果がこの始末である。
この社会を作り上げているのは専門家だけではないのである。
原子力という、こんなに社会に重大な結果をもたらすシステムについては、専門家だけではなく一般の常識的感覚を取り入れるべきである。前原子炉図
また、報道の中で行われている放射線量の発表は何とも国民をバカにしている。
正門に於いて何々mシーベルトが変動していると発表されているが、例えば、なぜもっと広いエリアに於いて平均値がいくつで、最大値はどのくらいだと言わないのだろうか。センサーは敷地内に数多くばらまいてあるだろう。保管プール図
多分正門が一番低い値を示しているため、それだけを発表しているのだろうと思わざるを得ない。
住宅のちっぽけな部屋の中に於いても、何処か一点の温度を測っただけでその部屋の温度状況を表す事などは出来ない。
また、貯水槽に問題が生じると今度はそれが入った絵を出してくるなど、どういうことなんだろうか。また、外部から見えない内部の温度状況を知るには、当然サーモカメラを使っているだろうが、その情報も全く出てこない。保管プール
報道している数値だけ、内容だけを信用して自分たちの行動を決めるべきではないだろう。
現在行われている現実を見て自分で判断して、行動基準を決めるべきであると思う。
原発について今までその構造まで細かく考えた事は無かった。原子炉の上にあるクレーンはどう使うのかと思っていたが、初めて隣の保管プールに核燃料を入れるためということも解った。
何よりも非常用システムが津波で簡単にやられてしまう事も知った。
原発は一般論としての技術的見知から反対であったが、それが正しかった事が解った。
石器という道具から始まった人類が、核分裂を制御して使いこなそうとしたのは傲慢さであり、思い上がりではないのだろうか。
電気というエネルギーを作るのに、想像の出来ない危険を冒してまで核分裂の技術を使う必要があるのだろうか。
まして、化石燃料と同様に核燃料も輸入である。太陽光エネルギー、太陽熱エネルギー、小水力エネルギー、風力エネルギー、波力エネルギー、海流エネルギーなど、実はエネルギー源など幾らでも有るのだ。核分裂エネルギーを開発した情熱と金を投入したならば簡単に切り替えることが出来るのではないだろうか。何よりもそれらの技術のアイデアーは専門家でなくても出すことができ、より多くの人が参加して開発することが出来る技術なのである。これらの地産地消のエネルギーであれば、例え津波で壊れても、それこそみんなが集まって直せば良いだけである。
また、欲望のまま際限なく浪費することを認めるような、今の社会風潮は絶対に改めるべきである。


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