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2012年9月24日
原発に於ける「討論型世論調査」について
9月20日だったと思うがNHKで「討論型世論調査」のことの話が出た。
「討論型世論調査」とは簡単に言うと、いくら無作為と言っても、何も考えていない人や殆ど知識のない人に意見を聞いても始まらないのではないか、ということから編み出されたらしい。
それは先ず最初に第一回の調査を行い、次に、前もって専門家から十分な情報の提供を受け、小集団と全体会議でじっくり討論し、その後に再度調査を行う物である。
以前から無作為抽出市場調査に疑問を持っていた。
特に政党の支持率をマスコミが発表するのは何の意味があるのか未だに理解できない。
自分以外の他人がどれだけ支持しているかなんて知った所で何の意味も無いと思う。
どの政党を選ぶかなんて言うことは、自分で情報を調べて期待できる所を自分で選べば良いだけだと思う。
なまじ支持率などを出すと、ただその数字だけを見て選ぶレベルの人を増やすだけだと思う。
一種の空気作りであり、世論操作のように思える。
支持率などは選挙の結果を見ればよいはずだ。
また、駅前のインタビューがテレビに現れることがある。
多くの通りがかりの人を無作為に選び、その意見をテレビに全て出すのではなく、一人か二人の意見だけを選んで出すのは、結果として世論操作につながり兼ねないと思う。
人はそれまで何も考えていない問題でも、聞かれると口から出任せでも何かを答えようとする。
「考えた事がないので分かりません」というなら兎も角、その場で格好が付かないので何かを答えてしまう。
その意見が果たして民意に入れて良いのだろうか。
例えば、原発問題で2030年にゼロか15%か20〜25%と聞かれると、15%か20~25%と答えた大部分の人は「経済活動が・・・」と言う。経済活動と電気エネルギーの関係など考えたこともない人がそう発言しているとしか思えない。
ましてや、2030年における経済環境など誰も分かるはずがないことである。
経済界のお偉方が「原発が無いと経済は成り立たない」と言うが、自分の会社が2030年にどうなっているのか分かる人間など一人も居ない(単なる希望的目標ぐらいは有るかも知れないが、今から18年先なんか有るわけがないだろう)にも関わらず、原発が無いと社会は立ち行かないと口から出任せを言っている。
もしそんな未来が分かるなら、どんな不況も予測でき、企業は儲かる一方で、ましてや潰れることなど起こるはずもない。
企業がやっていることは、未来予測などではなく、単なる希望的目標を立て、それに邁進しているに過ぎない事が多いのではないかと思う。
経済とはそれほど不明確であり、予測など至って難しい問題であるのに、テレビに出て来る経済界の誰それが「経済・・・」と言ったことを聞いただけということに過ぎないのに、正に単なる請け売りにしか過ぎない発言を公のテレビの前でやっているのである。
こういう市場調査による意見を集めて、「民度」を測る尺度にするならまだしも、それを「民意」として扱うのは非常におかしな感じがしてしまう。
「こんな分かっていない人が居ますよ」というお知らせならまだしも、それを民意の一つとして良いはずはないと思う。
そこで、「討論型世論調査」という手法が編み出されたのだろう。
先ず、基本的な知識を身に付けてから質問に応じるというのは当たり前と言えば当たり前であり、それこそ質問に答える人間としての最低の責任だと思う。
6月28日(http://izena.blog95.fc2.com/blog-entry-407.html)と7月10日(http://izena.blog95.fc2.com/blog-entry-408.html)のブログに書いたが、いずれも原発に対して曖昧な知識しか持ち合わせず、真剣に考えたことがない中学生4人と、知人の電気屋の社長1人が原発の知識を得た途端に反原発に180度変身した。
NHKが行った「討論型世論調査」の結果も、ゼロが32.6%→46.7%に、15%が16.8%→15.4%に、20〜25%が13%→13%であった。
この「討論型世論調査」の番組を見ていたわけではないので、どんな知識が得られたのか分からないが、ゼロにすべきだという賛成者が増えた結果になった。
原発の問題は基本的な知識を得れば得るほど賛成する人は居なくなると思う。
現在、原発から利益を得ている人で、原発の本当の問題点を知った場合、度胸と勇気と夢のある人はそこから脱し、新しい道を進むのであろう。
将来のことや子供や孫のことはさておき、今、自分の利益が減ってしまうということだけを考える人は原発賛成なんだろう、と感じる。
「討論型世論調査」という方法によってより正確な民意が明確に成ると、それが国を動かす原動力になり得るのではないだろうか。
多数決の原理を生かしながら、行き詰まっている現代の民主主義を突破する糸口になるような気がする。

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