上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


20070710055322.jpg
前回、トレンクルだけが全てじゃないよということを書いたが、勿論、自転車に対しての思い入れは人一倍ある。こんな簡単なメカと人力だけで、普通に軽くこいで1時間に20Km、時にはそれ以上走ることが出来るからだ。時速20Kmであれば、計算上10時間で200Km走れることになる。その力を出すためのエネルギー源は、握り飯3個と、水と、レモン1個と、あめ玉が少々あれば何とかなるだろう。自転車は、人の声の力を拡大してくれる「拡声器」ならぬ、筋肉力を拡大してくれる「拡力機」であると言える。しかし、いくら拡力されるとは言っても、拡声器のように単に声を出せば済むわけでなく、少し長い時間、力を出し続ける必要がある。その為には、先ずは乗り安くなければならない。次にできるだけストレスなく快適に走れることだろう。そして最後に軽くするためにやっぱり徹底的にシンプルな拡力メカであるべきだろう。メカとは言っても、出来るだけメカをそぎ落とし、必要最低限のメカであるべきだろう。自転車の存在は、あくまでも濃密なメカの固まりである車と対極にあるべきだろと思う。それ故、絞り出したメカのエッセンスだけで構成されるべきであろう。なにしろ、あのガソリンの爆発によるとてつもない膨張力に対して、自転車は筋肉のささやかな収縮力に過ぎないからだ。
また車は、ガソリンさえ飲ませてやれば(勿論、あのメカの性能を出すためにはオイルを含めて色々必要だが)かなり荷物を積んでも、いつでも同じように力を出してくれる。しかし、自転車はそうはいかない。自転車の動力源である筋肉は、脳と直結しているため、周りの状況を見て制御するには至って優れているが、いつでも同じ力を出すということには向いていない。だから筋肉に対する負荷を出来るだけ軽くするために、出来るだけシンプルにすべきなのだ。しかし、物には必ず存在すべき目的と理由があるから、それを満足させるための最小のメカを付加することは当然である。変速機の無いロードレーサーなど存在しない。
ただ、ちょっと知ったかぶりをして「変速機がなければ自転車じゃないよ」と言っていた私が、それは少し違うだろうということを、かなりショックを持って以前に悟らされた経験がある。特に新しい物や状況を作り出そうとする時に、既に自分の中にできあがっている価値観や既成概念を取り外せなければ、それは殆ど不可能になってしまう。20070710063538.jpg



プロフィール

izena社長 前田誠一

Author:izena社長 前田誠一
FC2ブログへようこそ!

ブログ全記事表示

カテゴリー

リンク

人気BLOGランキング

ランキング人気 20070719115222.gif にほんブログ村 環境ブログへ

月別アーカイブ

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

ブロとも申請フォーム


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。