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「ペイする・しない論」について (2)
20070802225321.jpg実は電気にはいろいろな種類の電気がある。水力電気、風力電気、太陽電気、天然ガス電気、石油電気、石炭電気、原子力電気などがあり、それらは全部コストが違う。最も安いのは水力、風力、太陽電池などの原料がただで手に入る、自然エネルギーで発電されたものである。その上、環境対策費もほとんどゼロでよいこともある。次は天然ガス火力であり、次は石油火力、石炭火力の順になる。原子力発電は、今、二酸化炭素を出すか出さないかというと出さないが、その代わりに放射性廃棄物の処理に、将来どのくらいの金が掛かるか分からないし、もしもの時に対する危機管理費や、その時の想像も付かない復旧費を考えると、どうコストをはじき出して良いのか分からない。
自然エネルギーを用いる発電は、そのシステムの廃棄に伴うコストだけであるが、その他の発電システムは、今後どうしてもやらなければ成らなくなるだろう、環境の復旧という超大事業に、どのくらいの金が掛かるか分からないコストを、潜在的に含んでいる言えないだろうか・・・・
このように電気代というのは本来バラバラであり、その上、未知のコストがいくら含まれているのか、誰も知るよしがないのである。例え、個々の発電のコストが出たとしても、環境復旧コストが含まれていない限り、それらを基にしてペイするかどうかの計算をしてみたところで、本当に信用できる結果が出るのだろうか。つまり基準なんて見つけようと思っても見つけようがないのだから、太陽電池に対しては「ペイする・しない論」で評価するのは何の意味もないんじゃないだろうか・・・・「ペイする・しない論」が出てきてしまうは本当に不思議である。20070802225455.jpgしかし、家電や車などの工業製品は、それぞれが持っている便利な機能(楽することが出来る機能、得したと思う機能)を提供してくれるから、特別ペイするしないとかを意識はしていないが、心理的に「ペイする」と多分思っているんだろう。それが普通の人の心理なのだろう。いたって漠然とした定性的で抽象的な価値基準である。そのような視点のみから太陽電池を定量的に評価しようというのは、どだい無理なんじゃないだろうか。もし、太陽電池の設置についての相談を受けた時、安易に今の電気代を基にして、掛けて割るだけの計算をしてしまうことは、本当に相談者の為になるんだろうか・・・・
太陽電池の購入に対してもう一つの見方がある。太陽電池を個人が取り付けるということは、自主独立に対する気概であると言えると思う。私たちはライフラインの全てを社会に委ねている。そのシステム無くして私たちの生活は全く成り立たない。まさにそれらにコントロールされているのだが、私たちは普段それを意識していない。20070802225417.jpg食料、水道、電気・ガスなどは全て買うものだと思わされて来た。特に重要な生活のエネルギー源である電気は完全に買わされるものであったが、太陽電池の出現で一変する可能性が出てきた。理論上は各家庭が電気エネルギーを自前することが出来るようになり、社会からエネルギー的に自立できる可能性が出てきたと言えないだろうか。そのような社会が成り立つためには、無限の太陽エネルギーを電気に変えてくれる太陽電池の存在が絶対条件である。太陽電池は大規模集中電力供給システムから、完全分散エネルギーシステムに切り替えることが出来、危機管理上からもいたって安全で安心なシステムの構築が可能になる。
家庭における電気エネルギー自立システムとは、大まかには太陽電池+水の電気分解装置+燃料電池となり、その他に貯湯タンクやキャパシターなどで構成されるだろう。簡単に言うと太陽エネルギーと水から生活のエネルギーを作り出すことである。自宅で太陽エネルギーを電気に変え、車にチャージしてからドライブに行くなどということになるかもしれない。太陽電池により、完全に二酸化炭素を出さない生活も可能になるだろう(勿論、太陽熱エネルギーは直接熱として使う)。二酸化炭素を出さず、本当の自主独立の生活が獲得できるなら、そんなことが出来るんなら、いくら金を掛けても良いんじゃないか、と考える人は案外多いかもしれない。そんな時、「ペイする・しない論」はどう捉えたら良いんだろうか・・・・




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